これを僕たちの旅では「東京一実」と呼ぶ。
今回行くところは、山梨県は西沢渓谷という場所です。
滝を観に行きたかったのであります。
午前4時過ぎに国分寺の僕の実家にハマナくんは迎えに来てくれました。
あんまり寝ていないようです。僕はビールを呑んで無理矢理、2時間ほど寝ました。
車に荷物を積んで
僕が旅に出る理由はだいたい100個くらいあって、今回は58個目の「滝がみたい」からなのです。
飛び出せハイウェイなのです。
僕たちは前日に、アウトドアショップで帽子を買いました。
即買いでした//
僕はカーキで、ハマナスくんは緑でした。
西沢渓谷の入口で通りがかりのおじさんに、写真を撮ってもらったのですが、
なんか面白くなってきてしまって笑ってしまいました。探検隊みたいでしょ。
どうして人は山に向かうのでしょうか。山よ山よ山よ山よ♫
きっとなんとなく向かうんでしょう。気の抜けた炭酸みたいなこと言ってすみません。
滝がとっても見たかったので僕はわくわくして来たわけであります。
当初は登山の計画だったのですが、仕事やらなんやら俗世間のしがらみが僕を解脱させないように引っ張ってきたので、急遽一日だけのプランで渓谷に来たのでした。
都心よりもすごく涼しいのです。
やじるしみたい。
とべっ!!!
時々どこまでも遠くへ行きたくなる。
僕が行きたいどこまでもは場所じゃなくて、もっともっと遠くのことを想像できるようになりたい。
それには先入観とか偏見とかは持たずにどこまでも想像するということだろうと思う。
不安定な吊り橋だってへっちゃらだぜ。
おっきな岩。
ここの奥から水が漏れてきているみたい。いえいえこの洞穴の住人ではないです。
家はありますちゃんと。
なんかのバンドみたいな写真。アー写ですね。
↑なにかを必死に撮るハマナくんの図
これがお気に入りにようでした→
なんかのバンド写真その2。
手前のひとがきっとボーカルだね。
後ろの人はドラムだねきっと。
渓谷で、どこにでも珈琲。
ハマナくんが焙煎してきたのです。
とてもおいしいのです。
で、川の近くに降りて準備していたら、
バッバッバッバッバッバッと音がしてきたでは
ありませんか。
頭上を見上げるとヘリが来ていました。
こんな近くでヘリだーでっけーと思っていたら、ヘリはしばらくすると再びやって来て、
今度はなにか警告をはじめました。たぶん僕たちに言ってるんだ!ということで荷物をしまって、
慌てて逃げ出す。
ハマナくんは両手がふさがっているのに苔むした岩を登ろうとして、
危うく滑り落ちそうになってました。
でも、そこはスッポンのようにへばりついて難を逃れました。やれやれ。
気をとりなおして今度は川を上から見ながら珈琲を煎れ直して昼食。
ハマナくんがいつも買って来るスドウさんのパンと一緒に。うまいー。
ほんで、頂上ついたらやっぱ写真撮らなきゃね。
左のひとがボーカルで、
右のちょっとキメてるひとはドラムだねやっぱ。
あとは下ってカエルのさ。
おーーいこんなとこで寝たら風邪ひくぞーー。
帰るまえに温泉に行った。
僕の温泉ベストは「三人でも四国」の旅で入った高知県の温泉。
そこを越えるヌルヌルの温泉にはまだ出会っていない。
4時から行動しているわけなので、
僕たちはお腹がペコちゃんになってしまったので、
帰る前にカレー屋に寄る。
ここの親父さんがまた話好きで、
ずっと話していましたね。
僕たちの帽子が相当気になったらしく、
若者の感覚とは相容れないっていうジェネレーションギャップ的なトークでちょっとお腹も心もトゥーマッチ的な感じになってしまい店を出ましたとさ。
めでたしめでたし。
旅をすると世界が拓けるというよりは、世界が小さくなっていくように感じる。
行ったことない場所に行くと、だんだん自分の脳内世界地図の空白が埋まっていくのだ。
だから、世界は旅をするほど小さくなっていく。
世界が小さくなれば、今度は自分の想像力を少し大きくしていけばいいと僕は思う。
僕の学生時代から急激にネットが普及し、今や家にいながら誰とでも話せるし、
何だって調べられる。
けれど、世界はまだまだちっとも想像できない。
遠くを想像するためにまた僕は旅に出たい。
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