どこにでもいったはなし

十国峠

  景色を一望するために、しばし停車する。お腹も空いてきたので、アメリカンドッグとポテトチップスを買っていく。
風が強い。

どこにでも珈琲＠芦ノ湖

  風が強くて、ハマナくんがひいたコーヒー豆が一度飛ばされるという事態も起きましたが、美味しいコーヒーが出来ました。富士山は残念ながら雲がかかっていて見えない。そろそろ今年も終わりだ。来年は何をしようか。

箱根駅伝リハーサル

  箱根駅伝の準備をしているスタッフをたくさん見かける。そのせいか、山道が混んでいて車がなかなか進まない。
BGMはマイケルジャクソンです。今年は偉大なＭＪが二人亡くなった。マイケルジャクソンとコピーライターの眞木準である。有名なコピーは、「飲む時は、ただの人。」や「恋さえあれば、愛などいらない」などがある。

保土ヶ谷バイパス

  保土ヶ谷バイパス抜けて、第３京浜へ。
もうすぐ東京だ。急激に北上中。嵐よりも早い。ジャニーズの嵐ね。

上京したじょ

  前略おふくろさま。

ついに東京に戻ってまいりました。

多摩美大前の交差点を右折しました。

上野毛校舎を通り過ぎました。

僕は八王子校舎の方の出身であります。

旅行後記ーいわがき

  旅が終わった。

中山道をクルマで師走に走る旅だった。ハマナくんと日本を妙なコンセプトをつけて旅をするのもこれが三回目となった。今回の旅は、クルマという個室での移動だったり、年末だったりで、他の旅と比べて人に出会う機会がそれほどなかった。
クルマで走ってみると、やはり山道が面白い。自然に優る造形はなかった。都会はファースト風土化されているので、景色がどこも同じに見えて仕方なかった。
夜道は電飾のついた看板が必要以上に目に入る。ラーメンとパチンコという文字が一番多かった気がする。
前回の九州までの旅は、考えなければいけないことが多くて、旅をしながら物思いにふけるにはちょうど良かった。それに比べて今回は、特に何も僕は考え事を しなかった。というか出来なかった。ずっとそれについて何でだろうと思っていたが、もう考える時間は終ったのだと思った。行動することでしか道は拓けない ことを今回の僕は知っていたのだろう。それが前回の自分との変化だった。

29歳でもまだまだ成長するらしい。

またお会いしましょう。

旅行後記ーいわがき おまけ

そして、僕は実家に到着しました。 みなさん良いお年を。

どこにでも珈琲@北温泉

  栃木県の秘湯、北温泉でコーヒー作りをした。

午前９時、前日降った雪で山はさらに雪深くなっている。

今日の珈琲は、温泉で汲んだ湧き水で作った。

濃いめの仕上がりだった。

コーヒーを飲んでいると、タクシーがやって来て、駐車場のなかをグルグルとドリフトして地ならしをしていた。

僕たちも車に降り積もった雪を払って乗り込んだ。

旅立ち

東京駅から七時に集合。
ハマナくんが遅刻しそうだと連絡してくる。
僕は弁当を買おうと思ったが、手持ちが少ないことで思いとどまる。
ハマナくんは胃酸が出まくって到着する。
僕たちは、これから奈良に向かう。

放浪記

去年から僕は放浪している。
フリーのデザイナーとして仕事を探している。状況はなかなか急な展開を見せないが、少しずつ地力がついてきているように思える。
技術はやればやるほど覚えるもので、それ自体に意味はほとんどない。人がそれをどう使うかということが尊重すべきことである。
ということが、阿佐田哲也著の麻雀放浪記にも書いてある気がする。

胡乱座へ

京都到着。
胡乱座という長屋宿を四条烏丸で降りて探す。奈良の箸袋工場を見学に来ているのだが、とりあえず荷物を胡乱座に置きにゆく。京都は東京よりも寒い。

せんとくんと

 近鉄奈良線に乗って、目的地の工場に向かう。
奈良悠々パックというお得キップで、この旅は移動している。
特急券はタダにならないが、普通列車だと時間に遅れそうだったので、発車間際の電車に飛び込んだ。

混む

特急から特急に乗り換え。
車内は、何故かおばさんおじさんたちで、ごった返している。空気が薄い。
皆どこに向かっているのか。
暑い。

工場萌え

駅に着くと、お迎えが来ていた。
僕たちは車に乗せてもらい、会社に着くと国産箸の実情を色々と聞かせていただいた。それから、また車で移動して工場を見せて頂いた。
現場の方は頬を染めて少しはにかんで説明してくれた。

工場萌え

文明進歩は、光陰矢の如しというんですか。日進月歩というんですか。

それともベルトコンベアというんですか。ものすごいスピードでしたよ。

工場萌え

箸のつくり方は、いくら機械を使えど職人によって工程も違うらしい。
そこには別に正解があるわけじゃないけど、誇りというものがあるんですね。
これは、檜の箸をこすり合わせて、摩擦によってお互いが美白されていく工程。

地域実情録

近鉄奈良線で移動中。
お土産ももらってしまいました。
国産間伐材の箸の生産も、若い人が離れていっているらしい。行く末考えると、そうして品質の高い国産箸がなくなれば、外国産箸を買えば良いという発想にな るだろう。
しかし、安かろう良かろうで本当に世の中良いのか。
こういう現場を見ると、モノをつくる日本人の丁寧さとか、こだわりをとても感じた。そういうモノづくりの精巧さや愛でる気持ちは日本人の魂だと思う。

遷都くん再来

 

ある日、大和西大寺駅で、立体型遷都くんに出会った～スタコラサッサさのさ～スタコラサッサさのさー♩

せんとうくん

胡乱座に戻ってきた。
疲れを癒すために、近くの銭湯に行く。
サウナ水風呂のセットを繰り返し、自律神経を取り戻す。
そうしたら、せんとうくんが現われた。

京の夜に

お腹をすかした僕らは、夜を彷徨う。
水先案内人はハマナ氏。
先斗町に向かう。