正月のどこにでもいったはなしは、サイコロに運命を掛けます。
題して、
甲州絵馬リレー
スタートは東京高尾山
一日目のゴールは、山梨の甲府となります。
ルールはいたって単純で、
高尾山の神社へ詣でて、絵馬を買います。
絵馬に言葉を書き込んだあと、そのまま願いを込めて“どこにでもサイコロ”を一振り。
中央線に乗り込み、先ほど出た目の数だけ、甲府へ向けて、中央線に乗ります。
運命に導かれて降りた駅で、新たに神社を探し、、、
見つけた神社で、お舞いり。
そこで、実はさっきの絵馬、持っているんです。
その絵馬をその神社へリレーし、新しく絵馬を買い込みまた言葉を書き込み、サイコロをフル。
そうして武田信玄公の待つ、甲府までの旅に出る。
という訳です。
二日目は、また風に吹かれる二人。
旅の陣中、明らかになる二人の運命やいかに！！
おはようございます。
眠気は取れました。
が、寒いです。
これより、岩垣くんと合流のために国立へ向かうわけですが、暗いです。
トップページのリニューアを終えたのがつい4時間ほど前になります。
納得のいかない部分には半ば諦めを(後回し)つけ、少し寝ました。
眠いから。
よーし、待ってろよ、甲州！
明けました。
2011年がやって来ました。
今回の旅は、正月らしく神社を訪ねることにしました。
絵馬に願い事を書いていく、題して「甲州絵馬リレー」です。願い事をリレーするなどと欲深いことが良いのかどうか。
まあ、草食男子なんてダメだと言われ始めたこの頃、欲深い肉食男子として前向きで良いのではないでしょうか。
人は前進するのですよ。でもその前に、寒くて思わずコンビニで手袋買いました。
準備は大切だね、うんうん。
国立でハマナくんと合流しました。次の電車まで時間があったので、コンビニで朝ご飯です。
僕は店員さんにハサミを借りました。さっき買った手袋の親指部分をきりました。
するとどうでしょう！！！
手袋したままiPhoneを使えるようになりました。
（岩垣くらしの手帖三巻参照）
人生には、三つの坂があると言います。
ひとつは、のぼり坂。
ふたつめは、くだり坂。
そして最後は、まさか、という坂です。
くだり坂のときに人は何かを試されているのだと思います。
神様いますか見てますか。
僕は昔から腰が痛くなることがしばしばあります。
高尾山の薬王院には下駄の形をした絵馬があります。
この絵馬に僕の特に痛くなりやすい左腰のことを報告しておきました。
2011、絵馬リレーの第一走者です。
高尾での運命は6。
偶数が出た場合は「食べない」
お腹がすきました。
としちゃんが、
「飯食ったか？」
って言ってます。
ハラヘリヘリハラ
路線図を双六に見たてているこの旅。
行き先もサイコロの出た目の数だけ進みます。
まずは、甲府に向かいます。
出た目は２。
藤野というとこに行くことになりました。いやはや。
以下は余談ですが、
自動改札のFeliCa読み取り機のデザインは、プロダクトデザイナーの山中俊治さんがしたそうです。
Suicaなどが上手く触れて通れるように設計されたそうです。近頃思うのは、磁気が強くなったのか、機械に触れずとも反応するので、こういった設計者の苦労は反映されているのかどうなんでしょうか。
藤野から石楯尾神社(いわだてをのじんじゃ)まで歩いきました。
結構距離ありました。
入り口となる参道の鳥居は日陰で、これだけ歩いた末に絵馬を手に入れられない。
そんな不安がよぎります。
だがしかし、奥に進むと人家があり、それが事務所でした。
無事に絵馬を手に入れ、「諸願」とやらを書き込みます。
この山に至って、僕は奈良を思い、
「てもとあそび」
の周知を祈願しました。
会社を辞めて、もうすぐ二年。
僕は意図せずフリーランスのデザイナーという立場になった。
独りでやる。
ということは裏を返せば、人を頼りにしなくては仕事がないということだった。
どこに仕事があるのか、何でもやろうと思っていた。そのせいで、誇りやら何やらは途中でどこかに置いてきてしまった。
それでも技術のためだと思った。技術はデザインのことだけではなく、コミュニケーションや処世術のことでもある。
何より、属さずに独りで生きることをもっと理解しようと思っていた。
神よ、僕にもっと仕事をください。
出た目は2。
上野原へ歩いて向かいます。
ヒッチハイクもしたかったし、温泉へもゆきたかったけど。。。
僕らはサイコロに任せたのです。
お腹が減りまくりです。
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