昨年の四月以降からやく8ヶ月ぶりの旅路は一泊二日という短いものであり、東京一実という短編プロジェクトの一部にもなり得る短さの旅路でした。
その事もあり、「双六」「絵馬リレー」ともに縛りを断念せざるを得ない場面もありました。
大人の事情ってやつです。
大人の事情というと、いろいろなしがらみがあるような響きに聞こえます。
単純に時間的制約があっただけの話なのです。
そして制約といってもあくまでそれは言葉の上であって、僕たちは常に自由であり、正直に生きています。
ただ自由には常に責任も伴う訳です。
正直に生きるというのは、実際とても大変であるのだと思います。
僕は幸福な事に、忘れるという能力を持っています。
特に嫌な事を。
それはある意味で人間が持ちうる最高の能力であり、根本的な能力です。
私たちは忘れる事ができなかったら、きっと楽しくはなれないのでしょう。
ようは辛い事や、悩み事はおいておいて、
「楽しいときは楽しんじゃえ」
結構後々苦労したりもするのですが、たぶん真面目な人にとってはうらやましい性格です。
2010年はなんだかいろんなことがあって、
急に自分自身の階段を一段登ったような感覚をもった年でした。
その感覚はとても共通言語に置き換えると率直なもの、当たり前のものかもしれませんが。
正に先に書いた、「正直」
当たり前のことが、当たり前に見えてきました。
現在、
僕の姿勢は果てしなく前向きです。
性格はどちらかというと暗いです。
努力は常に足りていません。
顔つきは「少し大人になってるんじゃないかな」って勝手に思っています。(期待しています)
きっと以前の旅のまとめと対した成長の見られない僕自身に後年恥ずかしさを覚えながら読むのでしょうが、こうしてつづけてゆきたいなと思います。
この旅の記録を画面の前でご覧になってくだすっている方々の中にはまだ直接お会いした事の無い方も沢山いらっしゃることだろうと思いますが、いつぞやか、どこにでも珈琲で一緒に珈琲でも飲みながらお話をしてみたいものです。
2011年、多くの人が心地よく暮らしていかれますよう。
それが私の幸せにも繋がります。
簡単ですが、こちらも絵馬リレー最後の絵馬とさせていただきます。
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