どこにでもいったはなし

朝礼

 朝の目覚めは目覚ましで6時に一度起きたものの、覚醒したのは8時30分でした。 岩垣君はこの旅で極限まで荷物をそぎ落とし、身軽な人です。 ただ、四六時中「寒い寒い」いったり、朝昨日はいていた靴下がまだ使えるかチェックしたりします。

決断

旅の途中で、考えることがある。 会社を辞めるに至っていろんな人と話したことを、振り返る。 僕の大まかな印象だと、皆なにか現在に不満を抱えながらも、未来を描こうと闘っているようだった。 過去の決断を、振り返って話をする人もいた。 でも、時間は戻せない。 僕は決断というのは迷うこともあるけど、一度した決断を振り返ることは したくない。 瞬間瞬間に、決断は生まれ昨日を振り返ったときに、後悔のないように生 きていきたい。 それには出来るだけ自分の思いに、素直に応えていくことだと思う。時 に、先入観や偏見、常識が邪魔をすることだろう。 それでも、出来るだけシンプルにいこうと思う。

瀬戸内海を

山陽本線で広島側から瀬戸内海を臨む、広島の県域に踏み入れたのは初めてです。
四国のときと同様、内海の美しさに息を飲む思いでした。

合格タコ

 僕は今年、東京芸大の大学院を受けて見事に落ちた。
正月に神社で姉ちゃんに買ってもらった合格達磨を、落ちた日に投げ捨て
た。達磨は片目のままだった。
大学院に行く意味は、振り返ってみるとそれほどなかったけれど、当時の
僕はとにかく必死だった。
このタコ野郎！

列車

 三原駅に到着です。
岩海のある三原市です。
山陽本線から呉線に乗って海沿いを広島市まで向かうつもりが一時間の
間、列車がありませんでした。
ちょっと三原で途中下車をして散策をしてみます。
流石に岩海までは行かれませんが。

三原で出会ったもの

 踊りは、人の心熱くする。
踊りは、命の放射です。

三原で出会ったもの

 紅葉狩まんじゅうに、タコが入っていました。

三原で出会ったもの

ラピュタ旅館。 

三原で出会ったもの

 やっさ踊り岩垣君。 港のある三原では、やっさ踊りというお祭りがあるようです。 お祭りにはやはり沢山の人が集まる事でしょう。 思わず岩垣君も踊りに参加しておられました。

工場萌え

 三原の工場が見える。 何がつくられているのか。 大量生産品という夢ですか。 い

呉線に

 約一時間の三原滞在のあと、駅に向かいました。 そしてプラットフォームで待機する僕達の目の前ではなく、遥か向こうの方に、二両編成の列車はやってきました。

青春18きっぷのポスターにも登場歴のあるこに路線ですが、快速列車のデザインはいまいちなことこの上ありませんでした。 しかも二両編成のうち一両は指定車両、別料金がかかります。 利用者のほぼ全ては自由車両へ。 自由車両の乗車率は120%です。 きっと一両目は空気のための指定席車両なのでしょう。

自然と共存。 さすが元国鉄です。

市電の走る街

 四国の時にも書いていたように、僕は路面電車が好きです。 広島にも路面電車がありました。 今回は車の旅ではないので、乗車できました。 勢いづいて一日乗車券を買いました。 一日乗車券は四回乗るとお得です。 まずは原爆ドーム前へ行き、徒歩で平和記念資料館へ。 資料館を出て今宮島へ向かっています。 JRで。 路面電車乗車回数は2回となりました。 以上！！

ニンゲンが伝える

 原爆ドームに行った。 平和記念資料館で、改めて知る被爆の状態でした。 展示物を見るよりも、被爆者へのインタビューをまとめた映像が、何より もリアルだった。 やはり、伝わるのは物からではなく、 ニンゲンが、ニンゲンを伝える。ということではないだろうか。

上沼さんに出会った

 広島できこりの上沼さんに合流

鹿に出会った

 宮島の鹿はおとなしい。 脳天から竹割りしてもおとなしい。 大リーガーのように、口をくっちゃくちゃしている。 ＷＢＣ日本優勝おめでとう。

厳島神社

  きたぞー。
寒いよ。
服もってきてないよ。

無職が大富豪

 宮島から、一路下関へ。 約三時間車内、トランプで時間を潰す。もたろん無職三人がするゲームは やはり大富豪。 貧民なったり、平民なったり、慣れない富豪になってあっという間に貧民 層なったりの繰り返しだ。 まるで、人生みたいだ。 勝者は上沼さん。 貧民は僕、岩がきでした。

平家の海

 日本の歴史は西方に特に偏りがあります。 歴史で習った平氏はこの海を闘いの得意としていたのでしょう。 呪われませんように。

夕食は

 下関まで今日中に移動すると決まったら、宮島口滞在可能時間は残り30 分になったのでした。 ただ、下関到着予定時刻は24時近く。 それまで空腹を抱えていられるはずがないので、30分の覚悟でご飯 を食べました。 入ったお店は予想に反して、頼んだ品が全て所用5分で出てくる快 速定食屋さんでした。 蠣のバター焼き、おいしくいただきました。

下関で宿探しの巻

 本州の一番西の端、下関に着く。 時間はもう０時。 宿無し三人はこれから探すのだ。 頼みの綱のステーションホテルは休業中。暗闇の市内をうろつくと見つけ たのはカプセルホテル。２５００円、これはお安い。ということで今日の 寝所を得たのでした。