男が夕日を待っていましたとさ。
桐本さんにお勧めされた地元の人が集まる呑み屋に行きました。 良い感じに酔っぱらった年金暮らしのおじさまがいましたとさ。 おじさま曰く、ハマナくんは次男だと、イワガキは長男だろうと言い当てられました。 なにやら、長男は眼が優しく、次男はやや厳しく、三男はさらに厳しくなっていくそうです。まあ諸説ありますが、おじさま曰くそうだと云うことです。 日本の未来を守ってくれと。そうでやんすか。
飲み屋で出会ったおじさんたちの言うには、あしたの御陣乗太鼓を見ない手はないと。 知らずに来たのなら運がいい、いいから明日、夜まで待って、祭を見ていけと。 野営ならその辺で出来ると。
そういうことでした。 なので明日は珠洲まで行かず、途中の名舟ちょうまで歩くことにしました。
のとの自慢の祭に参加です。
ご馳走さまでした。 さて、これからは徒歩の旅のはじまりですよ。
輪島の朝市に行ってきました。 魚をさばくおばあちゃんがかなり格好良かったです。
けど、お菓子しか食いませんでした。
今日はまず千枚田を目指して歩きます。 千枚田ではどこにでも珈琲を淹れるつもりです。
イワガキくんの後ろ姿、まさかのテントを持たずに来た姿です。 聞くと、 「ハマナのテントに入るつもりで・・・」 だそうです、入れねーよ、せめーし。
イワガキくんピンチ。
テントを持たずに野営をしに来た僕は、今夜、ハマナくんのテント入れるかが生命線になって来ました。 ドキドキしながら歩いていますヨ。
炎天下の道は続きます
能登半島で初のどこにでも珈琲です。 千枚田までの道中は長く、あともう少しですが、ちょっと路上の木陰で休憩です。お近くにいる方いらっしゃればぜひお立ち寄りくださいませ。
千枚田までの道のりは、整備された公道ではなく、海岸沿いを歩いていくことにしました。これがとんでもない冒険になりました。
海岸沿いと言えば、砂浜を連想しがちですが、特にイワガキは、けれども行けども行けども岩場ばかりですし、浮石を気をつけて歩かないと危ないですしお寿司。
あーーテトラポッド登って♪ワークアウトして来ました。これは長い単純動作とスリルでなかなかキツかった。 ほんま海岸沿いは天然のジムの宝庫やで。筋肉も喜んでおります。
そして、千枚田に着きました。 距離にして約11キロ。けれども悪路のため、体感距離にして20キロくらいですか。 これが、千枚田です。 観光客もいっぱいですし、汗もいっぱいかきましたですしお寿司。
昨日の飲み屋さんで聞いたとおり、今日は名舟でお祭りです。 お祭りのフィナーレは御陣乗太鼓を海岸で。 野営場も泊まるところも食べるところも名舟では見つけられず、曽々木の少し先に宿をとりました。 そこから名舟に戻って御陣乗太鼓を見て、夜は徒歩で宿に戻ろうと思います。
闇夜のトンネルこわそーだなぁ。
キリコ(山車)は夕刻から練り始めていました。 おじさんがハンサムにとれよ!っていうもんだからハンサムに撮っておきました。
窓岩は、地鶏ポイントですヨ。 あ、自撮りですヨ。 自撮りってそんなに楽しいんですかね。どうなんですかね。モウワカラナイヨ。
実は能登半島、好きなのかもしれません。 いやきっと好きなのです。
僕は一人で名舟まではきたことがあります。 ただ以前はただふらりときて、この良い感じのバス停の写真をとり、バスを待ち、帰って行ったのでした。
その時にみた石版に鬼の面を被って太鼓を敲く御陣乗太鼓の絵が刻まれていました。
昨日飲み屋でおじさんに「のと自慢」された、それを見たいと、心の奥底で思っていたことを、ここにきてはっきりと思い出した、そんな感覚です。
半島に鬼、今夜降臨です。
雲が張ってるせいか、夕日の色が透けて綺麗でした。 この時期、能登半島は雲が多いようですね。
御陣乗太鼓までまだ時間があります。 波の音を聴いて待っていたいところですが、ドンスコドンドンスコスコドン〜♪という演歌的な音楽が、波の音に合わせて来ます。 ついつい覚えて帰ってしまいそうですね。
今日は夕ご飯をバスやらなにやらで逃してしまいまして、たこ焼きで飢えを凌いでいます。 一人三つまでですヨ。
ブルームーンだそうで。 提灯の風情と宵の風と祭の喧騒が心地いいです。 家々に人が集まり、集落が祭を迎えます。 人と人の関わりがとても感じられるこの距離感がとても好きです。
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